九州に産する代表的種子植物を原色で図示、花や実の繊細な色合い、葉脈・茎・根の細部まで表現した驚異の植物図譜。第4集として、224種、1亜種、8変種、1雑種、計234種を収め、簡明な解説を付した。
「植物についても全く同じようなことが言え、長いこと観察を続けていると、何となく区別できるようになる。面白いもので、的確な検索表の区別点は忘れてしまっても、その雰囲気で分かるようになるのである。それを言葉で説明しなさい、と言われても困る。枝振りや葉の広がり方等々の微妙な違いを文章で表現しようとすると随分冗長なことになってしまいそうである。これは検索表には絶対に書けない。しかし、長年植物と付き合ってみてやっと分かってくる、この植物の「種」の持つ特有の雰囲気だけは、これからもできるだけ大切にしながら観察していきたいと思っている。この雰囲気の違いまでも植物図に表現できたらというのが、辿り着けそうもない私の夢でもある。」(「あとがき」より)
【好評既刊】『絵合わせ 九州の花図鑑』(3刷.1995)、『【原色】九州の花・実図譜1〜3』(2005〜2007)
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